真水稔生の『ソフビ大好き!』


第98回 「美しき侵略者」  2012.3

今年は、『ウルトラセブン』生誕45周年。
昭和42年から翌43年にかけての本放送時、僕は3歳。
怪獣や特撮ヒーローのブームの中を
夢見る少年として生きる基盤のようなものが、
この番組によって心に植え付けられた、と言っても過言ではない。
物心付くか付かないかの時期に、
“胸がときめく” という素敵な感覚を、僕はお茶の間で知ってしまったのだ。

以来、
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会人・・・と、
どの時期にも再放送がされていた『ウルトラセブン』。
間違いなく、
人生でいちばん多く繰り返し視聴したテレビドラマ、という事になる。
しかも、
大好きであるがゆえ、
録画したりレンタルしたりしたビデオを、大人になってから何度も観ているので、
その都度上書きされた分、実に画素数の多い記憶が脳に貼りついている。

懐かしい子供番組の記憶というものは、
思い出を美化する働きによって過剰評価された映像が心の中で光り輝くものだが、
『ウルトラセブン』だけは、
実際の映像がそのまま心の中で光り輝いているのだ。
凄い事だと思う。
何度観ても飽きない、45年も昔の番組なのに全く古臭さを感じない、
まさに、不朽の名作である。

そんな『ウルトラセブン』については、
これまでにも事ある毎に触れ、いろいろと思いを述べてきたが、
個人的な愛情の強さと
客観的な作品の評価の高さが比例する秀作ゆえ、
その魅力は、
やはり、どれだけ語っても語り尽くせない。
45周年という節目である事を理由に、
この機にまたしても語ってみようと思うのだが、
どうか「またか」と疎んじず(笑)、お付き合い願いたい。



『ウルトラセブン』は、
“怪獣もの”・“ヒーローもの”というより、“SFドラマ” と形容した方が相応しい。
その理由は二つ。

まず一つは、
主人公・ウルトラセブンが人類の平和を守るために戦う相手が、
“怪獣” ではなく、
地球を侵略に来た “宇宙人” である事。
宇宙人による侵略の魔の手から地球を守る、というのが、
『ウルトラセブン』のテーマなのだ。

エピソードによっては
魅力的な怪獣が登場する場合もあるが、
宇宙人が連れてきた手下、
といった役どころに留まるものであり、
主題歌の歌詞にあるような “火を吐く大怪獣” なる純然たる存在と、
セブンがエンターテイメントに徹したダイナミックなバトルを繰り広げる、という展開は
ほとんど見られない。
あくまでも敵は、
智謀をめぐらす知的生命体・侵略宇宙人なのである。

そして、
未来と科学を大前提に描かれるその侵略宇宙人との戦いが、
シャープで重厚なドラマ性に満ちている事、
それが二つ目の理由。

『ウルトラマン』をはじめとする、
いわゆる “怪獣もの”・“ヒーローもの” と呼ばれる番組とは
明らかに異なるその雰囲気は、
子供心に、
恐くて渋くてカッコよくて、
なんとなく大人っぽいものに感じられた。

SFドラマ『ウルトラセブン』は、そんな魅惑的な子供番組であったのだ。


だが、それは、
実は作品が迷走している表れでもあった。

描かれるのが、地球人と宇宙人の言わば “戦争” である以上、
そこには童話的・牧歌的なやさしい空気はなく、
物語は必然的にハードな展開となっていく。
しかも、
時代がベトナム戦争と重なっていた事もあり、
それを意識した脚本家や演出家たちは、
地球人を “善”、宇宙人を “悪”、と
当初の設定どおりには、単純に処理出来なくなってしまったのだ。

特に、
脚本家の一人であり、スタッフの中心的人物であった故・金城哲夫さんは、
沖縄出身であった事から、
地球人と宇宙人の狭間で苦悩する宇宙人・セブン(=モロボシ ダン)に
本土人と沖縄人の架け橋になろうと思っている自分自身を投影したため、
琉球の誇りを持つ自分が日本本土に憧れ東京で暮らしている事の矛盾に
心を追いつめられて、
番組への情熱すら失いかけた、と言われている。

そんなスタッフたちの心の中の葛藤により、
『ウルトラセブン』は、
子供には難解な部分も目立つ、
なんだか暗い、独特の世界観のドラマに作り上げられていったのである。

ただ、
そこで凄いのは、
それを子供たちが退屈に感じなかった、という事。
お話が難しくても、『ウルトラセブン』は面白かったのだ。

カプセル怪獣が時々登場する事の期待感や
ウルトラ警備隊の超兵器(ウルトラホークやポインターなど)のカッコよさなど、
胸が躍らされる要素はいくつもあったが、
子供たちの心を番組から離さなかった勝因として僕がいちばんに挙げたいのは、
やはり、
敵キャラである侵略宇宙人たちがとても魅力的だった事、である。

デザインや造形がユニークで美しく、
なんだか洒落た存在感を持っていた侵略宇宙人たちは、
迫力の中に哀愁と滑稽さを秘めた怪獣たちとは
また違った感覚で、僕ら子供たちの興味を大いにそそった。

その刺激の絶妙さは、
作品全体に濃厚な味わいと強烈な輝きをもたらし、
暗さや難しさを美化して、
先述した、
恐くて渋くてカッコよくて、
なんとなく大人っぽいものに感じられる魅惑的な子供番組へと、
『ウルトラセブン』を化けさせたのである。

地球人やセブンの正義感に自信を持てなくなってしまっていたスタッフの迷いは、
侵略宇宙人の優れた視覚的効果によって昇華され、
子供たちの感受性に
作品の光と影を見事なまでのバランスの良さで届ける結果となったのだ。
そしてそれが、
冒険的想像力が掻き立てられる、という効験で、
『ウルトラセブン』と僕らの心を永久に繋いでいるのだから、
侵略宇宙人たちの功績は、まったくもって絶大なものであった、と言える。


では、
そんな素敵な侵略宇宙人たちの中から、特に僕が好きなものをピックアップし、
コレクションの紹介とともに、
そのキャラクターの魅力と登場エピソードへの思いを綴ってみよう。



 メトロン星人

     マルサン製、全長約22センチ。

 以前、第9回「足の裏のロマン」の中でも述べたが、
 この人形は、
 コレクション用に購入したものではなく、
 幼い頃に僕が実際に遊んでいたオモチャで、
 小学校の高学年になった際に従弟にあげたンだけど、
 その従弟がずっと捨てずに持っていてくれて、
 大人になってから、
 僕がコレクターになった事を知って返してくれた、というもの。
 少年時代の僕を知るこの1体の中に、
 若い頃の両親の顔や声、昔の家の様子など、
 いろんな思い出が詰まっている。

               
           ブルマァク製 スタンダードサイズ(向かって右側は輸出版)、
 ともに全長約22センチ。


                    ブルマァク製 ミニサイズ、
全長約10センチ。
 


  下の5体は、
  昭和58年以来、
  色や型、あるいは素材など、
  様々な仕様変更を経ながら今日まで発売され続いている、
  バンダイ製 ウルトラ怪獣シリーズ(ウルトラ怪獣コレクション)。すべて全長約17センチ。

   


           
 左の2体、こうやって後ろを向くと、
 カラーリングの違いがよくわかります。
 

               これは、食玩。
 バンダイ製 ソフビ道シリーズ、
 全長約10センチ。


  下の3体は、
  バンプレスト製のゲーム景品用人形。
  すべて、時代が平成になってからのソフビで、
  リアルな造形である事はもちろん、
  カラーリングやポージングにも、マニアックなこだわりが感じられて、面白い。

   
  全長約16センチ。 
     
   全長約37センチ。
         
     
  全長約15センチ。
   


  第8話「狙われた街」に登場した幻覚宇宙人・メトロン星人。
  幻覚宇宙人と呼ばれる謂は、
  地球侵略の企みに幻覚剤を用いたから。
  人間に強い殺意を抱かせる作用がある結晶体を煙草の中に仕込み、
  喫煙した人間が凶暴化し殺し合う事で、人類を滅亡に追い込もうとしたのだ。
  そうやって人間同士の信頼感を壊せば、
  自らが暴力を振るう事なく地球を手に入れる事が出来る、と考えた、
  言わば “知能犯” である。

  ただ、その計画は
  実験段階でウルトラ警備隊に突き止められ、
  この知能犯はセブンによって葬りされれるわけだが、
  圧巻なのは、
  やはり、最後に流れるナレーションであろう。

   「メトロン星人の地球侵略計画は、
    こうして終わったのです。
    人間同士の信頼感を利用するとは、恐るべき宇宙人です。
    でも、御安心下さい。
    このお話は、遠い遠い未来の物語なのです。
    ・・・え? なぜって?
    我々人類は、今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから・・・」

  もう、一字一句正確に、
  浦野光さん(ナレーター)の間の取り方や語気の力加減まで、完全に暗記してしまった(笑)。


  幼い頃から、
  先述の通り大人っぽい雰囲気のカッコいいドラマだとは思っていたけど、
  中学か高校の時、
  再放送でこのナレーションに気づき、
  『ウルトラセブン』が本当に大人の鑑賞に堪える番組である事を確信した。
  凄いものを幼い頃に観てたンだぁ、って、
  いたく感動した事を憶えている。

  それ以来、僕は、
  “懐かしい特撮ヒーロー番組” としてだけではなく、
  “高品質で重厚なSFドラマ” という認識でも、『ウルトラセブン』を見るようになった。
  メトロン星人は、
  そんな “僕のセブン史” の中の記念すべきポイントに立っている、特別な敵キャラなのである。


  この回を演出した実相時昭雄監督は、
  メトロン星人の造形について、
  確か、御自身の著書の中で「長靴のお化けみたい」と評し、
  あまり気に入ってはいらっしゃらないようだったが、
  僕ら当時の子供からしたら、
  大いに惹かれる姿形をした、イカす宇宙人であった。
  森永チョコボールの
  キョロちゃんを思い出させる特殊な形の頭部、
  原色が明るく映えるカラフルなボディ、
  リレー式に点滅する、胸部の左右にある光源体の列・・・、
  それらは、
  非日常的でありながらリアルな生命感を発し、
  明らかに地球の生き物ではない雰囲気に満ちていて、
  『ウルトラセブン』の世界に見事にマッチしていたし、
  また、だからこそ、
  アパートの一室であぐらを組み、ちゃぶ台をはさんでダンと会話する、という、
  あの、実相時監督ならではの独特なシーンを
  より強烈な印象の映像にする事にもなったのだと思う。
  素晴らしい。
  子供番組の範疇を超えた物語に子供を釘付けにする、
  実に優れたキャラクターであった。
  まさに、
  最初に述べた、
  『ウルトラセブン』を魅惑的な子供番組へと化けさせた素晴らしき敵キャラ・侵略宇宙人の、
  その代表格である。
  僕に限らず、セブン世代やセブンファンなら、
  誰もが忘れられない回の、誰もが忘れらない存在であろう。



  ところで、
  そんなメトロン星人、
  なんと、平成17年放送開始の『ウルトラマンマックス』にも登場している。
  ウルトラセブンに倒された後、実は生き延びていて、
  円谷プロの怪獣倉庫に
  アトラクション用の怪獣の着ぐるみに紛れて40年間潜んでいた、という設定であった。

  ・・・面白かったなぁ、あの話。
  セブンのアイスラッガーで切断された体を、
  怪獣の着ぐるみを修理するかのように縫い合わせて手当てする回想シーンは
  思わず笑ってしまったし、
  その修理・・・いや、手当てをする人の役を、
  円谷プロ芸能部に所属しながら
  実際に怪獣の着ぐるみ修理の仕事もされていた打出親五さんが、
  そのまま演じていたのも嬉しかった。

       
     『ウルトラマンマックス』版のメトロン星人。
  バンダイ製 ウルトラ怪獣シリーズ、全長約17センチ。
  打出親五さんの手当てによる “縫い目” が、
  リアルに再現されていてる。


    平成元年、円谷プロの怪獣倉庫前で。
セブンの着ぐるみを修理中だった打出親五さんと。




 ビラ星人

       バンダイ製 ウルトラ怪獣シリーズ、
 全長約15センチ。

  第5話「消された時間」に登場した宇宙蝦人間。
  なぜ、宇宙蝦人間と呼ばれるかは、
  見ての通り、蝦(ウチワエビ)を思わせる容姿をしているから。
  僕は、この奇怪な姿をした宇宙人も大好きだった。
  メトロン星人ほどメジャーではないけれども、
  なんか、こう、
  いかにもウルトラセブンの敵、って感じがして、惹かれるのだ。

  宇宙“人”、と言いながら人の姿形をしていないところに、
  未知なる宇宙の壮大さを、子供心に感じていたし、
  また、
  そういう生き物を決しておぞましく醜いだけの姿で表現しないところが
  さすがウルトラ怪獣である、
  という事に、
  大人になってから感服したりもした。



  セブンとの一騎打ちの場となった、
  五重塔と赤い鳥居がある風景は、とても印象的。
  先述したメトロン星人の “ボロアパートの一室における、ちゃぶ台の前であぐら” と同じで、
  宇宙人と和風なもの、という、
  一見違和感があるように思える意外な組み合わせが、
  幼い僕の感受性を心地よく刺激していたのだ。


    テレビの電波に介入したり、
口から光線や毒ガスを吐いたりもするが、
いちばん凄い能力は、
短い間ではあるが、時間を止められる事。
その数分間に、
“ビラ星人の心” を人間に移植して、洗脳を謀るのである。

恐怖と夢見る楽しさが絶妙に共存する、
とても魅力的な敵キャラであったと思う。
 


  余談だが、
  近所の公園の池にヌマエビがたくさんいて、
  水槽で飼うと透明できれいなので、
  子供の頃、よく捕まえに行った。
  紐をつけた牛乳瓶に糠を入れて池の中に垂らしておくと、
  数分後には瓶の中いっぱいにヌマエビが入っていて、とても楽しかった。
  それを2、3回繰り返して家に帰れば、
  もう、我が家の水槽はヌマエビだらけで、一緒に泳いでいる金魚が迷惑そうだった(笑)。

  そんな或る日、
  床屋に行って待ち時間にふと児童雑誌を開いたら
  蜂の大群のような無数のビラ星人が空から人間を襲っているイラストが載っていて、
  衝撃的な恐怖を覚えながらも、
  なんだか、
  我が家のヌマエビだらけの水槽を思い出して楽しくもあり、ずっとその頁ばかり見てた。
  そこでも、
  ビラ星人には恐怖と楽しさが共存していたわけで、
  僕の中のビラ星人は、
  まさに “ウルトラファンタジーのシンボル”、なのである。



  大好きなキャラクターなので、
  ソフビ怪獣人形のコレクション以外にも、僕はビラ星人を日常に配置している。

     
本棚の片隅には、
こんな食玩フィギュアを・・・。
     
  ビラ星人のボールペン。
  書きにくいです(笑)。


 
で、肝心のソフビについてだが、
この人形、
自立させるために吸盤が付いているのだけれども、
夢が壊れる気がするので、この仕様は個人的には気に入らない。
リアルな造形にこだわっておきながら
最終的にこんな生活雑貨を付けちゃったら、
全てぶち壊し、って気がするからである。
 

  って言うか、
  そうまでして自立させなきゃいけないのかなぁ。
  そもそも戦わせて遊ぶオモチャなんだし、
  コレクションの棚に飾る際には、
  下の写真のように、
  ほかの怪獣に支えてもらって立たせてあるので、
  吸盤なんか付いていない方がずっと嬉しいンだけど。

  あ、でも、
  ビラ星人だけ買って飾っておきたい、って人もいるか(・・・いるのか?(笑))。




 ペロリンガ星人

     
ブルマァク製ミニサイズ、全長約11センチ。

第44話「円盤が来た」に登場。
自軍の円盤の大編隊を
満天の星にカモフラージュして地球に侵入させようとした、
恐るべき侵略者。
 

  唯一のソフビ化ながら廉価版のミニサイズ人形ゆえ、
  再現されていないのが残念なのだが、
  実物のペロリンガ星人の全身は、けばけばしくて濃密な模様になっている。

  その強烈な色彩の乱舞から “サイケ宇宙人” の異名を持つが、
  クライマックスであるセブンとの格闘シーンの映像もまた、非常にサイケデリックであった。
  しゃぼん玉のような球体が無数に浮かぶ宇宙空間で
  目がくらむような閃光に重なるセブンとペロリンガ星人の姿・・・、
  そして、
  気づけば両者のバトルは終わっている、という、なんとも不思議な演出。
  子供の時は見ていて、
  何が何だかよく解らなかったが、
  今見ると、
  ・・・やっぱり何が何だかよく解らない(笑)。

  ただ、面白いのは、
  ペロリンガ星人の容姿やバトルシーンの演出が
  そんな幻想的なものであるのとは対照的に、
  本編のドラマの方は
  ありふれた生活感がムキ出しの表現になっている事。
  夜に天体望遠鏡で星を観察する事が
  唯一の楽しみだという、町工場で働く青年・フクシン君の
  退屈で孤独な日常が端的に描かれているのだが、
  それが、
  一瞬この番組が『ウルトラセブン』である事を忘れてしまうくらいの、
  夢の世界・未来の物語といった雰囲気とは無縁の生々しさを放っているのである。

  円盤群の襲来は、
  そのありふれた日常から幻想的で奇想天外な世界への、
  言わば “切り替えスイッチ” のような役割だったンだと思う。

  この回1本見るだけでも、
  『ウルトラセブン』が、
  いかに奥深い世界観の物語であるかが理解出来るし、
  多くのファンから愛され続けている事にも大いに納得が出来る。


  それにしても、
  この回の本編は僕を惹きつける。
  大人に成長していく過程で再放送を何度も繰り返し見るうち、
  フクシン君に共感を覚えたからだろうか、物語そのものが妙に心に貼りついて離れないのだ。
  そのせいで、
  いまだに、
  夜空を見上げ星々を見ると、つい、
  フクシン君はあの後どうなったのかなぁ・・・なんて考えてしまうし、
  冷泉公裕さん(フクシン君を演じた俳優)を
  ドラマなどで見かけるたびに、
  「あ、フクシン君だ!」と心の中で叫んでしまう(笑)。

  しかも、
  冷泉さんだけでなく、
  その他のゲスト出演者の顔ぶれ・好演も、実に味わい深い。
  幼い頃から演者に興味があった僕としては、
  渡辺文雄さんやミッキー安川さんの登場も印象的だし、
  なんといっても、
  ペロリンガ星人が化けた少年の役を高野浩幸さんが演じているのが、
  世代的に嬉しいところ。
  劇中で、
  パッとしない己の人生・冴えない毎日をぼやくフクシン君に
  高野さん演じる少年が言う、

   「なぐさめてくれる恋人はいないの?」

  というセリフは、やさしく切なく胸に沁みる(笑)。

  また、
  高野浩幸さん、と言えば、
  『超人バロム・1』の白鳥健太郎役がいちばん印象的だけど、
  その白鳥健太郎の父親を演じた中原成男さんも、
  うどん屋の客としてこの「円盤が来た」に出演しているのも見逃せない。
  後に親子を演じる事になる二人の、運命的な共演である(大げさかな(笑))。


         



・・・あぁ、やっぱセブンはいいなぁ。

まだまだ、この機に取り上げて魅力を綴ってみたい敵キャラ宇宙人が
たくさんいるンだけど、
続きは次回に・・・。
今回に全部ぶっ込ンじゃうと、長すぎて読んでもらえない気がするので(笑)。

なので、来月もまた、
『ウルトラセブン』への僕の思い、
そして、
45年前の美しき侵略者たちに、お付き合い願います。

というわけで、つづく。
デュワッ(ではっ)! (笑)




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