真水稔生の『ソフビ大好き!』


第256回 「愛を貫いたその後で・・・」 2025.5

こちら、
昨日のロケ弁です。魚フライ弁当。
移動中のロケバスの中で、美味しく有り難くいただきました。
 

・・・なんか、
昨年末からずっと、食べ物の話ばかりしてる気がしますが(苦笑)、
まぁ、それはともかく、
何が幸せ、って、
僕は、ロケ弁を食べてる時が、いちばん幸せなンですよね。

・・・え? ずいぶん安上がりな幸せだな、って?

いえいえ、
ロケ弁、って、僕にとっては、めちゃくちゃ贅沢な食べ物なンです。

 役者の仕事をさせてもらえる上に、
 さらに “ただ飯” まで食べさせてもらえる、

わけですからね(笑)。

いや、笑い事じゃなく、本当に・・・。
だって、

 役者の仕事をさせてもらえる、

という事は、

 自分の芝居を多くの人に観てもらえて、それで報酬を得る事が出来る、

という事ですから、
僕にとっては、夢が叶った、この上ない喜びの事態。
そこへもってきて、

 さらに食事まで御馳走になる、

なんて、贅沢以外の何物でもないのであります。

なので、時々、
大御所のスター俳優でもないのに、

 「御飯が冷たいのがイヤだな。やっぱ、あったかいご飯が食べたいよな」

とか、

 「味噌汁もつけて欲しいよな」

とか、
そんな罰当たりな事を言ってる共演者と遭遇すると、

 なんて欲張りで身の程知らずな・・・、

と呆れてしまいますし、腹も立ちます。
そんな時は、いつも、

 神様、こんな厚かましいヤツとは、どうか、一緒にしないで下さいね。
 僕はこうして美味しく有り難く、ロケ弁をいただいていますから・・・。

なんて、
心の中で神様にお祈りしながら、その厚顔無恥な共演者を非難しています。
もちろん、嫌いなおかずを食べ残して捨ててるようなヤツは問題外。

 神様、なんで、こんな驕り高ぶったわがまま人間を許してるンですか?
 こいつに与えるべきは、仕事じゃなくて罰でしょう。遊んでないで真面目にやって下さいよ。

なんて、神様にお祈りでなく抗議してしまうほど。
それくらい、

 ロケ弁を食べる事が出来る、

という事を、
特別に、そして大切に、思っていますし、
そのひとときは、僕にとって、本当に、とてもとても幸せなものなのであります。


ただ、そうやって、
御飯やおかずと一緒に究極の幸せを噛みしめてロケ弁を食べながらも、
ひとつだけ、
・・・そう、ただひとつだけ、口惜しく思う事があります。
それは、ロケ弁を2種類用意していただいた場合の話。

ロケ弁は、1種類だけの時もありますが、
2種類用意していただけていて、自分の好きな方・食べたい方を選べる、
という場合も結構あるのです。
だいたいは、
ハンバーグとか唐揚げとかがメインの肉系・揚げ物系弁当と、
焼き鮭とか鯖の味噌煮とかがメインの魚系・煮物系弁当の二択で、
若い人は前者、年配の人は後者をそれぞれ選んで食べてる・・・、って光景をよく見かけます。
そんな時、僕は、いつも、

 両方、食べたいなぁ・・・、

って思うンですよね。

・・・え? 食い意地が張ってる?

いえいえ、
まぁ、そりゃあ、食い意地が張ってるか張ってないか、って言ったら、間違いなく張ってますけど(苦笑)、
それが真っ先に来る話ではなくて、
これまでも幾度か述べていますように、僕は食べ物の好き嫌いがなく、
苦手な食べ物(食べられないもの・食べたくないもの)というものが一切ありませんし、
また、

 若い頃は肉料理が大好きだったけど、最近はあんまり食べたいと思わないンだよねぇ・・・、

とか、

 歳を取ってから、煮物の美味しさや良さが解かるようになったよぉ~、

とか、
そんな事も全く無く、
10代の頃も還暦を迎えた今も、肉料理は絶対食べたいし、
煮物料理だって、年齢に関係無く、子供の頃から美味しいと思っていたので、
2種類の弁当のうち自分の好きな方・食べたい方を選ぶ、その決め手となる理由が、見当たらないだけです。
肉だって魚だって、揚げ物だって煮物だって、全部美味しいですから。
それに、
健康な成人男性ゆえ、弁当の二つくらい、フツーに食べられますし、
弁当が2種類あるのなら、それを両方食べたくなるのは、至極当然な感覚ではないかと思うのです。

・・・ただ、心の中でこっそり思うだけで、絶対に口には出しませんけどね。
共演者に、

 なんて欲張りで身の程知らずな・・・、

って思われたくないし、
そんな事で神様に “驕り高ぶったわがまま人間” と判断されて罰を当てられても困るので。

・・・って、
ここに書いてしまったら、アウトか・・・(苦笑)。

にもかかわらず、
なんで、こんな事を書いているのか、というと、
冒頭で紹介した昨日のロケ弁の魚フライ弁当、実は、酢豚弁当との二択だったンですよねぇ・・・。
昨日は、“ロケ弁を2種類用意していただいた場合” だったわけです。
なので、いつもどおり、

 両方、食べたいなぁ・・・、

と思いながら、どちらを選ぶか悩んだンですよね。

以前、第157回「愛する君は黄金色」で述べたとおり、揚げ物が大好きな僕ゆえ、
その愛の掟に従い(笑)、
魚フライ弁当の方を選んだンですけど、当然の事ながら酢豚弁当にも、かなり後ろ髪を引かれましたので、
一夜明けた今日も、

 あぁ、昨日の酢豚弁当、食べたかったなぁ・・・、

なんて思ってる次第です。


・・・と、そこで頭に浮かぶのが、
子供の頃の『仮面ライダー』と『ミラーマン』にまつわる思い出です。
           
キー局では毎週土曜よる7時30分から放送されていた『仮面ライダー』は、
ここ名古屋では、
1日遅れの日曜日に、よる7時から放送されてました(いわゆるローカル局の遅れネット)ので、
日曜日の同じ時間に放送の『ミラーマン』は、その裏番組となりました。
・・・そう、“二択” だったンです、『仮面ライダー』と『ミラーマン』。
どちらか一方しか観られない、あの辛さは、一生忘れられません。

・・・って、
今までに何度も述べてますよね、これ。 本当に辛かったですから、あの二択は・・・。

まぁ、あの時代(昭和40年代)を
怪獣映画や特撮ヒーロー番組の視聴対象である子供として生きた者にしか解からない感覚でしょうけど、
絶対的存在だった『仮面ライダー』に、
あの円谷プロが鳴り物入りで世に放った『ミラーマン』をぶつけてきた名古屋のテレビ局の所業は、
無神経で、無慈悲で、えげつない、誠にもって “罪” な事だったのです。

正確には、
同時間帯に『シルバー仮面』も放送されてましたので、
“二択” でなく “三択” でしたし(ホント、“罪” だなぁ・・・)、
『ミラーマン』が最終回を迎える頃には『アイアンキング』も始まりましたので、
『仮面ライダー』に忠誠を誓ったがゆえ、
泣く泣くただの1話もリアルタイムでは視聴する事無く終わった特撮ヒーロー番組が、僕にはいくつもあったのですが、
その中でも『ミラーマン』は、
先述したとおり円谷プロの作品でしたし、
友達の中には『仮面ライダー』から乗り換えて、
口を開けば、

 『ミラーマン』が如何に面白いか、

って事を夢中で語る子もいたし、
オモチャ屋の前を通れば、
ブルマァクが力を入れていたからでしょう、大々的に宣伝されてソフビ人形が売られていたし、
それはそれは、めちゃくちゃ心惹かれたンですよねぇ・・・。

数年後に再放送で視聴出来ましたし、
大人になってからビデオやDVD等で全話を詳しくチェックしたり出来ましたが、
それでも、
  
 リアルタイムでは観ていない、

という事実が、“負い目” として、
何か必須科目の単位を取ってないまま学校を中退してしまったような感覚で
いまだに胸の奥に残っている始末です。


ただ、決して心残りにはなっていません。
なぜなら、
それほどまでに強烈な誘惑にも負けず
『仮面ライダー』を最終回まで視聴し続けて愛を貫いた “誇り” でもあるからです。

家庭用VTRなど無い時代に、裏番組を観る、なんて事は不可能でしたので、
あの時『ミラーマン』を観られなかった事は僕の過失ではありませんし、

 途中で『仮面ライダー』から乗り換えた裏切り者(笑)や、
 チャンネルをマメに変えながら両方中途半端に観ていた浮気者(笑)とは、
 僕は違うゾ! 最後まで愛を貫いた、誠実な男なンだ! 本当に『仮面ライダー』を愛しているンだ!

って思いは、
半世紀上の時が過ぎた今でも、アイデンティティとして僕の心を支えています。

・・・え? 大げさ?

いえいえ、僕にとっては、それくらい重大な事なのですよ、マジで。
本当に、毎週毎週、葛藤でしたから・・・。

実は、放送開始直前(ホント、数秒前)まで、

 今週こそ『ミラーマン』にチャンネルを合わせてしまおうか・・・、

って悩んで、
ギリギリのところで『仮面ライダー』に踏みとどまれた回を、ひとつ、鮮明に憶えていまして、
それは、
第49話「人喰い怪人イソギンチャック」です。
なんでその回だけ鮮明に憶えているのか、というと、
ダブルライダーの活躍が描かれるお話である事を、先週の予告編を観て知っていたがゆえ、
その、特別な回の “見逃せない感” が、苦悩する僕の心を最終的なところで『仮面ライダー』から離さなかったからです。
あれが通常の回だったら、もしかしたらヤバかったかもしれません。
『ミラーマン』を観たい・観てみたい、って願望は、ホント、強烈に毎週僕を苦しめてましたから・・・。
   
イソギンチャック
ポピー製、全長約13センチ。

番組放映当時の商品です。
 
イソギンチャックは、
その名のとおりイソギンチャクの改造人間。
物でも人でも、なんでも吸い寄せて頭部から飲み込んでしまう怪人で、
その際、竜巻を発生させますが、
『ミラーマン』を観ようとしている僕をも、
その竜巻で引き寄せてくれたのでしょうか・・・(笑)。
いやいや、笑い事でなく本当に、
もしかしたら、
僕の心を『仮面ライダー』から離さなかったのは、
実は、ダブルライダーではなく、この怪人の魅力だったかもしれません。

これまでにも幾度となく述べてますが、
ショッカー怪人たちには、めちゃくちゃ心酔してましたから、僕。
予告編の、

 我らが仮面ライダーを狙うショッカー本部が送った次なる使者は・・・、

ってナレーションに心躍らせ、

 次はどんな怪人だろう、何の改造人間だろう・・・、

って、それはそれは毎週楽しみにしてましたからね。
こんな事書いてる今も、思い出して胸がときめいてくるくらいです。
ただ、
ダブルラーダーもやっぱりカッコよくて、
このイソギンチャック相手に、
ライダー車輪、ライダー返し、ライダーダブルキック、と
二人して必殺技オンパレード。
二度と『ミラーマン』の方を観ようなんて浮気心を起こさせぬよう、
今日は大サービスしてくれてるのか、って思ったほどでした。 
まぁ、とにかく、
ショッカー怪人は魅力的だし、ライダーはカッコいいし、

 『仮面ライダー』を選んでよかった・・・、
 『仮面ライダー』を裏切らなくて正解だった・・・、

と子供心に強く思ったものです。

なので、
昨日のロケ弁の件も、
酢豚弁当は、めちゃくちゃ食べたかったけど、
選んだ魚フライ弁当は、もちろん美味しかったし、
“揚げ物愛” を貫いた自身の “食” へのこだわりは決して間違いではなかった、と自負してもいますので、
後悔はしていないのです。

 『ミラーマン』の誘惑に負けずに観た『仮面ライダー』のイソギンチャックの回が、
 自分にとって正しい選択だったと確信出来るほど面白かった・・・、

という幼い頃の経験が、
僕の心の中にずっと活きているのかもしれません。

やっぱ、愛は貫かないとね。

ちなみに、
あの時、誘惑に負けて『ミラーマン』を観ていたら、
それは、いったい、どんな怪獣が出てくる、どんな話だったのだろう・・・? と思い、
調べてみたら、
ロボット怪獣ノアが登場する第13話「笛を吹く魔女」というエピソードでした。


ノア

ブルマァク製、全長約21センチ。

番組放映時に発売されたソフビ人形です。
リアルタイムで番組を観られなかった悔しさを、
このソフビを抱きしめるように大切にしていく事で癒しています。
    これ、第253回「例外・番外・想定外」で述べた、
ソフビコレクションを始めた37年前に初めて東京のアンティークトイショップへ行った際に
下北沢にあったオムライスさんで購入したものなのですが、
支払いの際、店主の須間さんに、

 「ミラーマン、お好きなんですか?」

と聞かれ、「はい」と反射的に答えたものの、

 子供の時、リアルタイムで観てないンだけどなぁ・・・、

って心の中でつぶやき、後ろめたい気分になった事を憶えています(苦笑)。 
 
・・・あ、そういえば、
名古屋では『仮面ライダー』の放送が1日遅れている、って事実を知った時の事もよく憶えていて、
それは、
ゾル大佐がその正体(怪人・狼男)を現わす第39話「怪人狼男の殺人大パーティー」がきっかけでした。
ラストで、

 クリスマスの夜に、
 仮面ライダーがサンタクロースになって孤児院にオモチャをいっぱい持ってくる・・・、

ってシーンがあり、
放送日がちょうどクリスマス(12月25日)に合わせてあったにもかかわらず、
1日遅れて放送されていた名古屋では、それが12月26日に放送されましたので、
当時小学1年生だった僕は、翌日の月曜の朝の登校時に、

 クリスマスは過ぎたのに、なんでクリスマスのお話をやってるンだ?

という旨の事を同級生に話したンです。
まぁ、クリスマスを過ぎてから観ているテレビドラマの中でクリスマスのシーンがあったって、べつにいいンですけど、
幼かったし、

 “1日” ズレてる、

っていう不一致感が、なんだかマヌケで心地悪く、子供心に妙に引っ掛かったンですよね。
そしたら、
それを聞いていた或る上級生の子が、
おそらく東京に住んでる親戚でもいたのでしょう、

  『仮面ライダー』は、
  東京では土曜日の放送ゆえ、ちゃんとクリスマスに放送されたけど、
  名古屋では日曜日の放送ゆえ、1日遅れて観る事になるから・・・、

という旨の説明をしてくれて、
『仮面ライダー』の放送が名古屋は東京より遅れている事を知ったンですよね。
と同時に、

 東京は都会で、名古屋は田舎、

という認識を、あの時初めて胸に抱いた事も、憶えています(笑)。


ついでなので、
その、狼男の回の裏の『ミラーマン』も調べてみたら、
分身怪獣マルチが登場する第4話「コバルト60の恐怖」というエピソードでした。
 
マルチ
ブルマァク製、全長約22センチ。 

第23回「温かいヒーロー」の中でも
チラッと紹介した、
番組放映時に発売されたソフビ人形です。
                       
ミニサイズの人形も、当時、発売されていました。
どちらも、タカトク製で、全長約9センチ。

小さいから・・・、とナメてはいけません。
勝手に黒目を描き込んじゃってる、
前述のブルマァクのスタンダードサイズの人形と違い、
こちらは実物に寄せた目にしてある分、不気味さが際立ち、
絶対に友好的ではない相手である事が一目で判かります。
山椒は小粒でもピリリと辛い・・・、そんなソフビです。


・・・そうそう、
この原稿を書きながら、これまたふと思い出したのですが、
ここ名古屋でも、たった一度だけ、『仮面ライダー』が1日遅れとなる事無く、
ちゃんと土曜日に放送された時がありまして、
それは、第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」です。

土曜日のよる7時半から、
いつものように、岡崎友紀さんと沖雅也さん主演の『ちいさな恋の物語』を観ていたら、
その日が最終回で、放送終了後、

 「来週のこの時間は『仮面ライダー』をお送りします」

って女性の声でナレーションが流れたンですよね。
先述のとおり、名古屋では『仮面ライダー』は日曜日の放送でしたから、

 えっ?

って思ったンです。
そしたら、次の日、よる7時から、
これまた、いつものように『仮面ライダー』を観ていたら、
それが、
地獄大使が「ショッカー、万歳!」と叫んで爆死する、あの衝撃的な回でしたので、よく憶えているのですが、
放送終了後に、

 次回の『仮面ライダー』は、○月○日土曜日の午後7時30分からお送りいたします、

って、テロップが出たので、

 これは間違いない! 来週から『仮面ライダー』は土曜日にやるンだ・・・、

って思って、
うっかり忘れて見逃さないよう、めっちゃ注意しながら1週間を過ごしたンです。
ホント、『仮面ライダー』には当時忠誠を誓っていたので(・・・って今もですけど(苦笑))。

ただ、放送曜日の変更は、その1回のみで、
第81話以降は、また、日曜日の1日遅れて、の放送に戻りましたけどね。
テレビ局の都合だったようですが、
それでいくと、
その、土曜日に『仮面ライダー』が放送された翌日の日曜のよる7時は、
『仮面ライダー』の放送が無いわけですから、
『ミラーマン』を観る事が出来たはずなのですが、
これが、なぜか、観た記憶が無いンですよねえ・・・。
観たのに、あまり面白いと思わなくて印象が薄く、忘れてしまったのか、
何某かの事情で観なかったのか、今となっては判かりません。

ちなみに、
観たかもしれないけど、まったく憶えていないその『ミラーマン』の回は、
巨大宇宙怪獣ボアザウルスが登場する第44話「魔の救出大作戦」ってエピソードで、
DVDで今観直してみても、
お話や各場面はもちろん、ボアザウルスの姿形さえも、
まったく当時の記憶にありませんでした。

やっぱ、観てないのかなぁ・・・、そんなはずは無いと思うけど・・・。

第4話登場のマルチや第13話登場のノアのソフビは有る(当時発売された)のに、
第44話登場のボアザウルスのソフビは無い(当時発売されなかった)ので、
番組自体に放送開始当初の勢いが無く、
ブルマァクも、
視聴率争いでは『仮面ライダー』に勝てない事が判った『ミラーマン』を、
もう、それほど推していなかったのかもしれませんし
(作り過ぎて大量のミラーマン人形が売れ残ってしまったブルマァクの後日談は、ソフビファンの間では有名)、
そういった意味でも印象が薄く、
僕自身もそれほど興味を抱かずに、只々、ボーッと観ていただけかもしれません。

  当時、ブルマァクから発売されたミラーマン人形たち。

最前列のいちばん小さいサイズで全長約11センチ、
最後列のいちばん大きいサイズは、なんと全長約51センチもあります。

ただし、
これでも、全種類は集まっていません。
ホント、いろんなサイズのいろんな型のミラーマン人形が発売されましたし、
当時は未発売に終わったと言われるサイズの人形まで、存在が確認されていますので、
まだまだゴールは遠いのです。


いくらなんでも作りすぎですって、ブルマァクさん・・・(笑)。 
同時期、タカトクからもミラーマン人形は発売されていました。

全長10センチ前後の小さな人形ながらも、
どれもファイティングポーズをとっているのは、
ブルマァクへの対抗意識の表れか・・・(違います(笑))。
さらには、
無版権、いわゆる “海賊版・パチモン” のミラーマン人形も、たくさん出回りました。

手前の2体は全長約27センチで、後ろのは全長約37センチですが、
先述のブルマァクのミラーマン人形同様、
まだまだこのほかにも、
いろんなサイズのいろんな型のミラーマン人形が、勝手に作られた模様。

とにかく巷ではミラーマン人形が溢れかえっていたのです。
当時の

 “『ミラーマン』を観よう! 面白いぞぉ~”

って誘惑の、威力の凄さが窺えますね。

それを思い出しながら、
リアルタイムでは観られなかった、という心の穴を埋めるべく、
これからも、当時のミラーマン人形、探し集め続けていきたいと思います。
       
    ・・・というわけで、
リアルタイムで観られなかった『ミラーマン』を、再放送やビデオ・DVDで観る感覚で、
リアルタイムでは食べられなかった酢豚を、今、近所の王将さんで食べてる次第(笑)。
このほかに餃子と豚辛ラーメンも注文済み。 



やっぱり、食い意地が張ってるだけか・・・?(笑)




             前回へ             目次へ             次回へ