真水稔生の『ソフビ大好き!』


第131回 「青と赤のブルース 〜歌って許して〜」  2014.12

骨董市に行ってきました。
ここ愛知県のとなり・岐阜県にある、“金(こがね)神社” の境内で、
毎月9日に開催されているものです。
 
以前にも述べた事があるかもしれませんが、
僕は、
こういう神社仏閣で行われる骨董市の雰囲気が、生理的に好き。
お目当てのソフビに出逢えず
空振りに終わる事がほとんどですが、
それもまた “ロマン” だし、
その場所・空間にいるだけで楽しい気分になれるので、
散歩感覚で、よく出かけます。 
 
でも、
今回は、空振りではなく、
地味ながらもちゃんと収穫がありましたので、
ロマンや楽しい気分に加え、
物質的な充実による満足感も味わえました。
嬉しい勢い余って、この場で報告させていただきます(笑)。
         
      戦利品(笑)は、これ。

デンジブルー
 ポピー製、全長約13センチ。 

『電子戦隊デンジマン』放映時(昭和50年代半ば)の商品ですね。
錆び付いたミニカーや
手垢だらけのルービックキューブ(誰が買うねん(笑))などと一緒に、
古い木箱の中に放り込まれて売られていましたが、
このように
新品同然のきれいな状態で、
マフラーも付いてるし、胸やベルトのシールもちゃんと残っているし、
何より、
これで我が家にデンジマンが5人全員揃うので、
思わず、飛びついてしまいました。

ただし、
それを表情や態度に出さず、何気ない感じで手に取りました。
なぜなら、
値切って少しでも安く買うのが、
こういった骨董市やフリーマーケットの醍醐味ゆえ、
欲しがってる様子をあからさまに見せてしまっては損だからです(笑)。

しかも、相手は、
どう見ても60代・・・へたすりゃ70歳を越えているであろうおじさんで、
これが “デンジブルー” というキャラクターである事など、
たぶん知らない感じ。
「どーでもいいよ」とても言いたげに、
眠そうな顔して売っていたので、

 これはかなり安く買えるかも・・・、と

期待が膨らみました。


でも、値切った結果、
そのおじさんは、
ほんの少し負けてくれたものの、

 「仮面ライダーは今も人気があるから・・・」

などという意味不明な理由で、
期待したほどの額には至らせてくれませんでした(ガクッ)。

・・・まぁ、
値引きしてくれなくても買うつもりだったから
別にいいンですけどね(笑)。

ただ、
値段をつけて売っている以上、
おじさんには、
デンジマンに対する大雑把な認識を、
仮面ライダーではなく、
せめてゴレンジャーに留めておいてもらいたいものです。 
       
      仮面ライダー、って・・・。  

・・・と、
心の中でおじさんを貶しつつも、
デンジブルーが買えた喜びに浸りながら帰路に着いた次第ですが、
帰宅後、
早速5人並べてみようと
コレクションケースからデンジマンたちを引っ張り出した際、
誠にもって情けない事実が判明してしまいました。

実は、
これで全員揃うというのは勘違いで、
なんと、
僕はデンジレッドを持っていなかったのです(ガーン)。 

まぁ、
『電子戦隊デンジマン』の放映時、僕は高校生でしたので、
ほとんど放送はまともに観ておらず、

 あぁ、今はこんなヒーロー番組がやってるンだぁ・・・、

って認識してた程度でしたので、
ウルトラやライダーのソフビを蒐集するのと同じ “熱さ” で
デンジマンを揃えようとしていなかった事は事実ですが、
まさかリーダーのレッドを未入手で、
しかもそれを把握していなかったとは・・・。

こんな愛情の薄さでは、
デンジマンを仮面ライダーだと言って売っていたオジサンを
非難する資格はありませんよね。
お恥ずかしい限りです。

いかん、いかん。
頑張って早くデンジレッドを探して、
今度こそ5人揃えよ、っと。

ところで、
デンジマンって、主題歌がいいですよねぇ〜。
大好きです。
番組は真剣に観ていなっかた僕ですが、主題歌には惹かれていました。

だって、
凄くないですか、サビの歌詞。

 ♪戦いの海は牙でこげ
 ♪かなしみの海は愛でこげ

ですよ。
こんな素晴らしい人生訓を
幼い頃から刷り込んでくれるなんて、
とても値打ちのあるヒーローソングだと思うンです。

子供の頃は意味も解らず聴いたり歌ったりしていても、
大人になって懐かしく番組を振り返った際に
必ずこの歌詞の凄さに気づくはずですから、
デンジマン世代の人は、
きっと、
デンジマンを観て育った事を誇りに感じていると思います。
大げさだと笑われるかもしれませんが、
本当にそう思います。 


子供の頃に意味も解らず歌っていた、と言えば、
僕は、
橋幸夫さんの『霧氷』や美川憲一さんの『柳ヶ瀬ブルース』を
3〜4歳の頃によく歌っていたそうです。
自分でも
なんとなく記憶にあるのですが、
生前、両親から、

 「始めから終いまで間違えず、上手に歌っとった」

と聞かされていました。
テレビから流れていたヒット曲をなんとなく覚えたンでしょうけど、
我ながら、渋いセンスの子供です(笑)。

そして、
『柳ヶ瀬ブルース』と言えば、
今回の骨董市の会場・金神社のすぐ隣、
歩いて5分もかからないところが、その柳ヶ瀬なのです。

中部地方有数の歓楽街ですが、
なんといっても『柳ヶ瀬ブルース』で全国的知名度を得たわけで、
商店街には、道のど真ン中に、
『柳ヶ瀬ブルース』の歌碑が埋め込まれています。
               
           
             
             
実は先日、
この柳ヶ瀬の商店街を歩きながら『柳ヶ瀬ブルース』を歌う、という、
とても楽しい仕事をさせていただきました。
中小機構中部さんのCMです。

子供の頃より上手く歌えたか定かではありませんが(笑)、
一人でも多くの方に観ていただきたいので、ここで宣伝させていただきます。

別の曲のバージョンも収録済みで、
曲の著作権・契約の関係上、
1年を過ぎると『柳ヶ瀬ブルース』ではないそちらのバージョンに
差し替えられてしまうそうですので、
出来ればお早めに、御覧下さいませ。 

  https://www.youtube.com/watch?v=75ZY-IpwXs8


半世紀も生きてきた人生、
あとどれくらい残っているのかわかりませんが、
これからも、
牙で漕ぎ、愛で漕ぎ、
そして、歌で漕ぎ、
明るく元気に生きていこうと思います。



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